カセットデッキには様々なモデルがあります。
ここでは70年代から80年代のカセットデッキの中でも趣のある機種を中心に 紹介してまいりたいと思います。
時々脱線した内容の紹介もありますが、どうぞご容赦を。。
『Technics RS-M56』
1979年製で当時の定価は89,800円。
録音/再生ヘッドにはホットプレスフェライトヘッド搭載しています。
ミュージックアドレス機能によって、現在再生中の曲を表示してくれます。
レックミュート時間の表示や頭出し機能まで付いたマルチ機能。
2色FL管採用のメーターは落ち着いた色合いで優雅な感じです。
下のRS-M50との聴き比べが楽しいです。コラボ写真も撮ってみたいなぁ。
『PIONEER CT-520』
1980年製で当時の定価は59,800円。
録音/再生ヘッドには高耐久センダストヘッドを搭載しています。
操作ボタンが自照式でとても綺麗です。
テープ残量窓用の照明はアイスブルー。
2色FL管採用のメーターは小さ目ながら視認性抜群。
下のCT-9と重ねて使ってみたいです。
『PIONEER CT-9』
1975年製で当時の定価は89,800円。
録音/再生ヘッドには半永久とも言われた耐摩耗性のフェライトソリッドヘッドを搭載しています。
操作ボタンは、形状こそピアノキーですが動作はロジックメカそのもの。
当時の最上位機だけに、ツマミ類は全てアルミの削り出しで高級感が漂います。
メカ自体も2モーター機で、全てにおいて屈託のない造り込みがされています。
一番驚くのは、そのサイズと重さ。 横幅こそ420mmですが、高さは197mmで重量は12kg。
音質も申し分ありません。
当時このカセットデッキを持っていたなら…FMエアチェックをしてみたかったなぁ。。
『AIWA AD-F50M』
1979年製でセンダストガードヘッドを搭載しています。
アナログレベルメーターの間にLEDピークレベルインジケーターが光ります。
カウンター下にあるセグメントは頭出し使用時だけでなくレックミュートした時間まで表示してくれます。
ピアノタッチキー機では最終期となるメタルテープ対応機・Dolby-B 搭載。
ノーマルテープのみ、±20%のバイアスコントロールが可能です。
針のレベルメーターとLEDのピークレベルメーターが素敵です。
『Technics RS-M40』
1978年製で当時の定価は64,800円。アナログレベルメーターを搭載し録音/再生ヘッドはRS-M50と同じ高耐久なヘッドを装備しています。
メタルテープ非対応・Dolby-B 搭載機。
優雅に動くレベルメーターは、いつまででも見入ってしまいます。
『Technics RS-M50』
1978年製で当時の定価は74,800円。
FL管採用のレベルメーターを搭載。
録音/再生ヘッドには高耐久ホットプレスフェライトヘッドを装備しています。
メタルテープ非対応・Dolby-B 搭載機。
FL管のレベルメーターは照度調節機能付き。
『Technics RS-617U』
1977年製。
カセットは斜めに入れるタイプで、カセット蓋のオープンの仕方がユニークです。
アナログレベルメーターを搭載し、録音/再生ヘッドはLHヘッドを装備しています。
メタルテープ非対応・Dolby-B 搭載機。
カセットテープ全体を明るく照らしてくれるので、テープデザインも楽しめます。
『AIWA AD-F40』
1978年製で定価69,800円。
VUメーター間にある3色のピークレベルメーターがとても綺麗です。
ノーマルテープのバイアス微調整機能を搭載。
左側のメーターは、VUメーターとテープ残量表示が切り替える事ができます。。
アナログVUメーターを搭載し録音/再生ヘッドはフェライトヘッドを装備しています。
メタルテープ非対応・Dolby-B 搭載機。
メカニカルデザインがカッコイイ!!